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鳥取県立歯科衛生専門学校
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外部講師 竹内充香先生インタビュー

 外部講師 竹内充香先生にインタビュー

お口の中の健康が幸せに繋がっていく

肩書き 外部講師
氏名 竹内充香先生
解剖学を専門とする講師の竹内充香先生に、授業への想いや学生との関わりについてお話を伺いました。難しいと感じられがちな解剖学を、できるだけ分かりやすく、身近なものとして伝えるための工夫や、歯科衛生士にとって解剖学が果たす大切な役割について語っていただいています。

Q.専門やご経歴を教えてください。

解剖学を専門にしています。出身は鳥取大学医学部です。卒業後、解剖学教室の助手への推薦があり、2000年に解剖学の教室に入りました。その時から研究室で研究をする傍ら、看護学校をはじめ、県内の数カ所の専門学校で解剖学と病理学の講師を続けています。

Q.この学校に関わるようになったきっかけを教えてください。

私が信頼している歯科医からの依頼があり、今年から解剖学の講義を引き受ける事になりました。歯科衛生士の教育は今まで携わることがなかったのですが、これまでの解剖学の勉強が活かせるということで、ありがたく引き受けました。

Q.先生が授業の中で工夫していることはありますか?

解剖学は難しい分野で敬遠されがちなので、なるべく分かりやすい言い方で伝えるように心がけています。

私が解剖学の講義を始めた当初は、専門用語の説明に専門用語を使っていたので、難しいという印象を与えてしまっていましたが、子供向けの本を参考にして分かりやすい表現を使ったり、日常生活と結びつけて説明したりして工夫するようになってから、解剖学は楽しいと少しずつ思ってもらえるようになりました。

また、手作りの模型を作って説明することもあります。例えば、長い骨の中には『髄腔』という空洞があるのですが、サランラップの芯の周りに綿を付けて、白いフェルトで巻いて骨の模型を作り、芯の中の空洞に赤色と黄色の布を入れて、骨髄を示して説明したりしています。 講義時間は1コマ90分ですが、20~30分に1回は小休憩を入れて、集中して聞いてもらえるように工夫をしています。

Q.勉強以外の学生とのコミュニケーションはありますか。

小休憩の時に、我が子とのエピソードや家で起こる小さなハプニングなど日常の話を少ししていますが、そんな話に興味を持ってくださる学生さんもいて、話題が広がることもあります。小休憩の時のちょっとした話が息抜きになり、話を聞いてくださる雰囲気になるので、そこから切り替えて真面目な話に入ったりしています。

Q.歯科衛生士にとって解剖学が大切な理由を教えてください。

歯科衛生士は口が専門で、『口腔解剖学』の授業が他にありますが、私の担当は『一般解剖学』で、解剖学総論、骨格系、筋系、呼吸器系、循環器系、消化器系、泌尿生殖器系、内分泌系、感覚器系といった体全体の解剖学を見ていきます。

解剖学は、医学の基礎となる学問で、歯科衛生士が扱う『口腔』と『歯』の構造や機能、口腔疾患を理解するには、全身の構造と機能を理解し、全身疾患との関わりにも注目する事が大切です。

つまり、全身の構造 (解剖学) を理解して口腔歯科につなげていくことが重要だと感じています。口と全身はつながっているという部分を意識しながら伝えています。

Q.春から指導されて、約半年。この期間で学生さんが成長したと感じる瞬間はありますか。

多くの学生さんが、解剖学の授業は専門用語が多く、覚えるのが大変で、ついていけるか不安だと感じていたようですが、授業に取り組む姿勢も良く、毎回の小テストも真剣に勉強して取り組んでくださっていると感じました。

最終試験も、皆さん高得点で、成長を感じた瞬間でした。

Q.先生はどのくらいのペースで講義なさるのですか。

週に1回、90分✕2コマで、計12回講義します。

Q.学生さんへのアンケートは普段から行っているのですか。

はい。解剖学の講義が始まる前に、意気込みや勉強についての不安、また、体調面等で考慮してほしいことがあれば何でも書いていただくようにしています。

アンケートの内容をもとに、休憩時間に質問に返答したり、書いていただいていることを考慮し講義を進めていきます。

Q.先生ご自身が、若い子や学生と関わることで、学びや刺激をもらうことはありますか。

なるべく学生さんの意見を聞くように心がけていて、授業最終日にも意見を書いていただく事もあります。学生さんの意見が、自分が感じていることと概ね一致しているのですが、私が良かれと思ってやっていたことが、必ずしもそうでない場合もあります。

毎回色々な意見を聞いて、常に教えてもらっています。私自身、毎回の講義の仕方も試行錯誤しながら変えていっています。

Q.改めて歯科衛生士の魅力、やりがいを教えてください

食べることも話すこともすべて『口』から始まっています。よく言われていますが、年齢を重ねる中で、いかに口の健康を維持していくかが身体の健康に影響します。

そういう意味では、本当に歯科衛生士の方の役割は非常に重要だと思います。健康が笑顔に繋がって、幸せに繋がっていくという、大切な分野で大切な仕事だと思います。もっと私も勉強してより深く携わっていけたらと思います。

Q.ご入学される方へメッセージをお願いします。

学ぶことは大変なことも多いですが、すごく楽しいです。「人の身体ってこんなふうになっているんだ!すごいな〜」って、ワクワクしながら、楽しんで勉強していってほしいと思います。大変ですが、頑張った事は必ずどこかで活きてきます。

色々な学びに繋がり、自分の夢の実現にも繋がると思います。『歯科衛生士』という職業は、人の健康や人の幸せにも繋がるという、大事な役割のある職業だと思います。皆さん、是非、楽しく学んで立派な歯科衛生士になってもらえたらと思います。


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